久しぶりに
映画を観たくなって
選んだのは
「CODA あいのうた」
今回は
この映画をご紹介してみましょう
「CODA あいのうた」は
本年度アカデミー賞
作品賞だけでなく
助演男優賞と脚色賞も受賞
ご覧になった方も多いかもしれませんね
物語の舞台は
マサチューセッツ州の小さな海の町
主人公は
両親とアニの4人家族の中で
ひとりだけ耳が聞こえる
女子高生 ルビー
ルビーは
家族の「通訳係」として
家業である漁業も
毎朝手伝い
その後通学する毎日
そんな中
密かに憧れる
クラスメイトのマイルズと同じ
合唱倶楽部を選択
そこで顧問の先生が
ルビーの歌の才能に気付き
都会の名門音楽大学受験を勧め
個人レッスンでサポート
しかし
ルビーの歌声が聞こえない両親は
娘の才能を信じられず
「そんなことをするより
家業の方が大事だ」と猛反対
最初は反発していたルビーも
家業を続けるためにも
夢をあきらめ
家族を選択する
が しかし・・・?
なぁ~んていう物語
この映画で描かれている
耳の聞こえない方たちの生活
どうも
そこに焦点が当たりがちですが
それだけではない
奥深いものを
私は 感じました
確かに
耳の聞こえない方たちの生活や気持ちを
改めて感じることが出来ます
また
この主人公ルビーのように
家族の中で
自分だけが聞こえる
聞こえない世界と聞こえる世界の間の苦悩って
この映画を観るまで
まったく知りませんでした
そういう意味では
この映画をきっかけに
知らなかった世界に気付くことができます
しかし
その根本には
いかに「自立するか」という
人生の課題がテーマになっています
自立の第一歩となるのが
やっぱり 家族 両親かもしれません
この物語では
耳が聞こえない家族の中で
自分一人だけが聞こえる
まさに架け橋となる存在だからゆえに
家族から離れる事を難しくしています
だけど
そこまでではないとしても
親離れ 子離れは
人生の大きなSTEP
人の成長には欠かせないもの
ルビーの世代では
未来の道と家族と天秤にかけて
自分の夢をあきらめてしまったり
また 年齢を重ねると
年老いてくる親と
子どもが築いた生活を
天秤にかけることも出てきます
その時問題になってくるのが
自立出来ているか
家族といえど
当てにしたり されたり
期待したり されたり
最初から
おんぶに抱っこの関係は
どちらかが犠牲にならざるを得ない
それはお互い不幸ですよね
だからこそ
精神的にも 経済的にも
自立を心がけ
必要な時に支え合える関係を
目指したいものです
そんな想いを
タロットに込めると・・・
ペンタクルⅨ R
いつでもサポートしてくれる
そんな居心地の良い場所から
外へ出てみなくっちゃ
自分の力を知ることは
周囲の有難さを知ること
感謝を胸に自立しよう
この映画を観て
色々な意味の勇気をもらいました