目黒 白金台 幸せをつかむ恋愛占い×カウンセリング

映画「モリコーネ~映画が恋した音楽家」

2020年7月 91歳で亡くなった
イタリアのマエストロ
エンモリオ・モリコーネさん

中でも有名なのが
映画「ニューシネマ・パラダイス」の作曲

そんな天才音楽家の
ドキュメンタリー映画を観てきました
今回はそのご紹介してみましょう

このドキュメンタリー映画は
あの「ニューシネマ・パラダイス」の監督
ジュゼッペ・トルナーレ氏により実現しました

というのも
モリコーネさん自身が
「ジュゼッペが撮るならやってもいいが
彼以外ならダメだ」と言ったそうな・・・

その絆は
当時
映画音楽と決別していたモリコーネさんに
強引に脚本を送りつけた
全く無名の新人監督だったジュゼッペ氏
それを読んだモリコーネさんは
自ら電話をかけ
「私が曲を書こう」と申し出た時から

その後
「海の上のピアニスト」「ある天文学者の恋文」など
多くの作品のタッグを組んでいました

だからこそ
5年以上にわたる密着取材を敢行
あの心に沁みる音楽の奥深さを
撮ることが出来たんですね
それが結果として
モリコーネさんの生前の姿を捉える
最後の作品になってしまいましたが・・・

このドキュメンタリー映画は
モリコーネさんが自ら自分の言葉で
自信の半生を回想するシーン
関わったたくさんの映画作品映像
そして
彼と共に作品を創り上げた映画監督など
著名人たちのインタビューで構成

どのようにして
音楽へと導かれたのかというと
その原点は
トランペット奏者の父

しかし
父が決めた音楽院に入学したものの
病気になった父の代わりに
ナイトクラブの演奏で家計を助けるうちに
本人曰く
「トランペットが嫌いになった」とのこと

その頃の心の支えは
学んだばかりの「作曲」
この時に教わった
偉大な作曲家ゴッフレード・ペトラッチ氏は
モリコーネの生涯の心の師となったそう

そんな中
卒業後は恋人のマリアを結婚
本当は作曲科を卒業したんですから
クラッシック音楽への道を歩みたかった
しかし
生活のためにRCAレコードと契約
数々の編曲を手掛けることに

元々クラシックを学んでいたんですから
高度な作曲技法と
当時の最先端だったノイズを多用した
実験音楽を取り入れることで
「編曲を発明した」とまで絶賛され
それからやがて
映画音楽の仕事へと導かれたそう

とはいえ
その当時は
映画音楽の芸術的地位が低く
学友からも 師匠からも
商業音楽を書くことに
長い間 非難されていたそう

そのため
映画音楽に関わり出した
1960年代には
「70年になったらやめる」
1970年代には
「80年になったらやめる」
そんな風にいつも
奥さんに宣言していたとのこと

こんな状況なら
普通は腐って
投げやりになったり いい加減になったり
テキトーにしてしまいますよね

けれど そこは
音楽を心底愛したモリコーネさん
どんなジャンルでも音楽は音楽
信念に反することには
断固拒否するプライドと
常に新しい発想を取り入れ
進化させる柔軟さ
目の前のことに集中する姿勢に
映画音楽が追いかけてくる感じ
まさに
この映画の副題
「映画が恋した音楽家」だったんですね

そんな想いを
タロットに込めると・・・

Ⅹ 運命の輪

流れに従う

本当はやりたくないことも
来たら流れに乗ってみよう
腐らず 焦らず 手を抜かず
目の前のことに集中したら
自然なチャンスの波に
乗れますよ

改めて
モリコーネさんの音楽を味わいながら
映画を観たくなりました

あなたもいかが?
*VITARIE「今日のタロット」毎日更新中!
*【YouTube】ビタミンタロットチャンネル
*【kindle】絵で見て学ぶタロットカード大アルカナ解説編