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目黒区美術館~「包む」日本の伝統パッケージ展

このコロナ禍で
なかなか美術館にも
行きにくい中
久しぶりに行ってきました

それは

目黒区美術館で行われている

「包むー日本の伝統パッケージ」

「包むことについて考えるのは
 人間の生活のすべてについて
 考えることに他ならない」

そんな言葉を残したのは
岡 秀行氏

彼は
戦前からアートディレクターとして
活躍する一方
日本人ならではの
「美意識」と「心」を感じる
自然の素材が生かされた
パッケージに魅了され 収集・研究
写真集の出版や展覧会を通して
消えつつある技術や美の啓蒙された方

そのコレクションを
日本の美術館で初めて
本格的に紹介したのは
この目黒美術館
1988年のことだそうです

そして
そのコレクションの全容を紹介した
2011年の展覧会以来
10年ぶりの開催

そう言われれば
「包む」って
ちょっとした心遣いですよね

たとえば
ちょっとしたお金を渡す時も
むきだしではなく
ポチ袋に入れる
それがない時は
サッとティッシュに包む
それって
相手への感謝や配慮の表れ

私のような古い人間には
当たり前に行ってきた習慣
ですが
今は簡易に済ますことが多くなり
そういう習慣がなくなりつつあります

そう思ったら
改めて見直したいと思って
出かけたわけです

今回の展示は
木 竹 笹 藁
土=陶器 紙など
素材は色々

観ていると
なつかしいものや
改めて見直すものがいっぱい

たとえば
千歳飴の袋
改めて考えると
これもパッケージなんですよね
ちゃんと子どもが
何本も持てるようになっている
当たり前ではなく
ちゃんと工夫されていることを再認識
なるほど!です

他にも
笹でくるんだちまきや
竹の筒に入った薬味入れ など
今でも見かける
生活の知恵で生まれたものは
身近ですし
よく考えられています

それとは違って
すし桶 菓子箱など
「いかに美しく包むか」
そんな職人技の美は
観ているだけで
惚れ惚れとしてしまいます

展示の中には
「包 日本の伝統包装」という
1993年の映像が
観られるコーナーがあります
全部で35分ありますが
これは絶対おススメ

その中で
紹介されていた
お茶の丸い筒を
包装するシーンなんて
本当に上手に
まぁ~るく包まれていく
まさに 手技

また 樽酒の
藁で包んでいくシーンでは
年配の職人さんが
重いはずの樽が
優雅に動き包まれていく
なかなか見られない職人技は
圧巻です

それにしても
「包む」ということは
生活の知恵でもあり
美意識の表れ

環境に配慮しながらも
こういう日本の伝統美は
受け継いで行きたいものです

そんな想いを
タロットに込めると・・・

カップのナイト

感謝や祝福 労り 祈り
その時の想いを包んで渡そう
それは
相手への心遣い
時代が変わっても
その心は受け継がれますように

 

 

 

今回の開催を
教えてくださったのは
ZOOMセミナーで
よくご一緒するタキちゃん
(タキちゃん ありがとう!)

彼女曰く
この美術館は
学芸員さんたちも
色々親切に教えてくれるし
なかなか興味深い展示を開催する
おススメの美術館だそう

場所は
桜で有名な目黒川沿い

桜の時期も良いですが
夏でも ほら

この緑
なかなかいいでしょ?

実は 目黒区出身の私ですが
あまり来たことがない

「包む」こと
そして この美術館のことも
改めて見直しました

あなたもいかが?