目黒 白金台 幸せをつかむ恋愛占い×カウンセリング

東京庭園美術館~東京モダン生活

VITARIEサロンの近くにある
東京庭園美術館

ここは何度行っても
心が落ち着き
優雅な気持ちにさせてくれる場所
私の大のお気に入り

コロナで開催が延期
なかなか行くことができなかった
「東京モダン生活」展へ

やっと行くことができたので
ご報告しまぁ~す

今回の展示は
1930年代の東京に
焦点が当てられたもの

この庭園美術館
元は 朝香宮邸でしたが

竣工したのが1933年
ということで
まさに ドンピシャ

ですから
主に
朝香宮邸当時の
写真や家具など
間近に見ることができます

当時は

こんな風に使っていたのか

なんて見ていると
ほとんど違いがなく

とても
87年も経っているとは
思えないほど
今に引き継がれています

そもそも
こちらの建物の当主は
朝香宮鳩彦殿下と
明治天皇第8皇女だった
允子妃殿下

日本初の
アール・デコの館と言われ
今もその当時の面影を
色濃く残すこの建物

今の建物ができるきっかけには
物語があります

軍事研究のため
フランスに留学された
鳩彦さまが
1923年にパリ郊外で
交通事故に遭い
看病のため
允子さまは渡欧

1925年まで
長期滞在を余儀なくされた時
フランスは
アール・デコの全盛期

アール・デコ博覧会に
訪問したことが
今につながっています

帰国したのは
1925年12月
それから4年
1929年頃から
現在の白金台で
新宮邸建築計画がスタート

最先端の様式を
取り入れるために
アール・デコ博で出会った
アンリ・ラバンら
フランス人芸術家やデザイナーに
主要部分の設計や
内装装飾を直接依頼

精力的に
パリとの手紙のやり取りを続け
情熱を傾けられ
計画から竣工まで
足掛け5年

1933年5月
やっと完成しました

しかし
計画にとりわけ熱心に取り組み
引っ越しの際には
自ら陣頭指揮を執られた
允子さまは
引っ越しされてわずか半年

11月に腎臓の病気のため
42歳の若さで亡くなっています

なんということでしょう!

その後
第二次世界大戦
その後のGHQ占領下において
朝香宮家は
皇籍離脱を余儀なくされ
1947年に
鳩彦さまは熱海に移住
お二人が情熱を傾けて
建てられた朝香宮邸は
14年間で幕を閉じます

戦後
新たな住人は吉田茂氏
1947年~1954年まで
外相公邸 首相公邸として
使用していました

その後は
1955年~1974年までは
国の迎賓館
白金プリンス迎賓館として
催事 結婚式
宴会 会議などで使用

そして
1983年10月1日に
東京都庭園美術館として
一般公開されました

それにしても
大きな改装や取り壊しなどがなく
当時を振り返られるのは
外国はよくある話ですが
日本では少ないですね

それも これも
朝香宮様の情熱
そして
この建物を愛しく思う
人々によって
引き継がれたもの

こういうものは
コロナ後も
大切にしていきたいものです

そんな想いを
タロットにたとえると・・・

ペンタクルⅩ

想いを引き継ぎ
大切に接する
そうして
100年 150年
今からまた未来へ
想いを引き継ごう

 

 

 

 

この展示の中で
鳩彦さまのある一日や
息子さんの結婚式や
成人の時の様子などの映像を
観ることができます

この美術館前の目黒通り
まさに
VITARIEの前の通りですから
その当時の様子 必見です

この展示は
9月27日まで
ぜひ あなたもいかが?