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本「空の中」

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小説や物語は
自分の知らない人生や世界を
疑似体験させてくれます。
そんな意味で
私が高所恐怖症でなかったら・・・
はたまた スピード恐怖症でなかったら・・・
なりたかったなぁ~!パイロット
(・・・その2つがあったら 絶対無理ですね)
なぁ~んていう憧れから
読んでみた本

有川 浩さんの作品
「空の中」
2004年に出版されたものです

この作品は
自衛隊三部作の1つだそうで
「塩の街」が陸上自衛隊
「海の底」が海上自衛隊
そして この「空の中」が航空自衛隊
それぞれ自衛隊が関わっています
この「空の中」は その第2弾

物語は 200×年
相次ぐ謎の航空機事故から始まります。
その原因調査のために
メーカーの担当者と
生き残った自衛隊パイロットは
高度2万の事故と共通する空域へ
そこで出会ったもの・・・
一方 その航空機事故で父を亡くし
天涯孤独になってしまた少年が
高知の海で見つけたもの・・・
その2つの話が 最初は別々に展開
しかし それは
1つの前代未聞の奇妙な話へ
と発展していきます。

そんな壮大な物語に
社会人になり分別をわきまえたからこそ
素直に進まない大人の恋愛と
子どもから大人へと成長しつつあるからこそ
素直に表現できない高校生の恋愛が
ちりばめられています。

だから この小説は
SF小説的な空想的な世界観も
どうなっていくのかどきどきはらはらする
サスペンス的な要素も
そして 胸がキュンとして
ほっとする恋愛の感覚も
一度に体験できるものです

それにしても
登場人物が とっても魅力的
生き残ってしまった自衛隊のパイロット
光稀は なんと 女性
男のように突っ張ってるけれど 繊細な彼女
そして メーカーの担当者、高巳は
そんな彼女を大きく受け止める
さらに
天涯孤独になってしまった少年、瞬は
心の優しくて 優しすぎる故に色々葛藤する
その少年を暖かく 時には厳しく見守る
幼なじみ女の子の佳江と
近所に住む父親代わりの漁師の宮じいも
じんわりと いい味出しています

そして
なんといっても忘れちゃいけない
登場人物ではなく登場物体?生物?

映画「ベイマックス」が好きだったので
読みながら つい
ベイマック的物体イメージが
頭の中を闊歩
なんだか 愛おしく思えてしまいました

この小説の感想を
タロットにたとえると・・・

カップ エース

愛に 人は救われる
そばにいること
見守ること
許すこと・・・
1つ1つ積み重ねれば
血のつながりより
深い絆が できる

 

 

 

「クジラの彼」という本に
このお話の続編に当たる
「ファイターパイロットの君」が
収録されています。
実は 続編の方を先に
読んでしまった私・・・
これもなかなかおもしろかった!
この後 他の2冊も
ぜひ読んでから
またご紹介しますね!
乞うご期待!!