目黒 白金台 幸せをつかむ恋愛占い×カウンセリング

本 田辺聖子さんの「姥シリーズ」

55歳を越えたからでしょうか・・・
これからの年の重ね方に興味津々
どうすれば高齢=幸齢になれるかをテーマに
先輩方の生き方を垣間見たり
参考に本を読んでみたりしている私

そんな中で
以前読んだ小説を思い出しました
それが これっ!

田辺聖子さんの作品で
姥シリーズ

一番最初に出たのは
「姥ざかり」

第2弾が「姥ときめき」

この2冊を読んだのは30代前半
だから 元気なおばあさん!くらいの印象でしたが
今読み返してみると
もっと切実に迫っている老いに向け
参考になる!なる!

そして 第3弾「姥うかれ」

シリーズ最終巻「姥勝手」

この2冊は 出ているのも知らず
今回初めて読んでみました

主人公は 歌子さん
最初の登場76歳から
最終巻80歳の年寄りとは思えない
痛快な生活ぶりを描いています。

彼女の背景は 天満で生まれ
嫁ぎ先は 船場の服地問屋
戦後の混乱期をフヌケの夫に代わり
番頭とともに切り盛りし
3人の息子を育てました
物語では 夫も亡くなり 事業も長男に譲って
神戸のマンションに悠々自適の1人暮らしをしています

その1人暮らしの謳歌の仕方が
76歳らしくなくて いい!!
お花、油絵、英会話などなど
興味あることはやってみる好奇心旺盛さ
吸収することだけでなく
週に何回かお習字を教えることもしています

おばあさんと呼ばれたり
「年寄りだから」と言われると
俄然向かっていく歌子さん
息子さたち夫婦より考え方が新しく
若者批判をしつつも
良い物は取り入れる柔軟さもあるのが
若い!と思える要因の1つかもしれません

この4冊は
それぞれ短編的に書かれていて
意外と恋の話も出てきます
年老いたからこそ
胸がキュンとなる切ない別れが描かれていたり
老い先短いからこそ
ほっとできる相手がいる幸せが描かれていたり
歌子さんの痛快さだけでなく
人と寄り添うことに対しても
若い頃とは違う切り口で書かれています

それにしても この主人公の歌子さん・・・
西洋占星術的に分析すると
型にはまるのは大嫌い
新しい情報を取り入れ
オリジナリティを大切にする辺り
絶対 水瓶だと思うんですよ

そんな歌子さんを タロットにたとえると・・・

ソード クィーン

1人を楽しむことができる人
それは 一見冷たく感じるけれど
心の奥底には
人を愛し 尊重できる勇気がある

 

 

 

 

この本を読んで
私の水瓶心に火がつきました
よしっ!
ますます やりたいことにTRY!
行きたいところにGO!
いくつになっても
精神年齢は 18歳で 行くぞ~!

・・・と 能天気さに
磨きがかかった今日この頃です